2023/02/12(日),初めて単独Writerコンテスト(ASC)を開きました。
「準備段階から何をやったら良いのか,最低限のことをまとめた記事があると良いな~」と思ったので書きました。
よければ参考にしてください。プラットフォームはMojaCoderです。
(この記事にはいろいろゴニョゴニョと書いてありますが,型に囚われず気楽に楽しくやることが一番です!)
目次
企画
- コンテストの内容を決める
- 「初心者~中級者向け」「ABCの難易度傾斜に似せる」「灰色Coder向け」「典型問題のみ」など,どういうコンテストにするか自分の中で明確にする。
- 制作しやすいし,人も集まりやすい。
- 日程を決める
- 集客率に大きく影響する要素その1
- おすすめは「土日の午後の,他のコンテストがない時間」
- 平日は学生も社会人も活動しているので,土日が良い。
- 午前はゆっくり寝たい。夜はAtCoderのコンテストがある日が多い。
- 他のコンテストと被ることは極力避ける。公式ならまだしも,他の有志コンテストと被ると参加者の奪い合いになりトラブルのもと。しっかり調べておく。
- 学生,社会人の予定も考慮すると良い
- 中高生や大学生は,試験期間とその前は参加しにくい。
- 3月末は新年度に向けた準備で忙しい人が多い。
告知
- 集客率に大きく影響する要素その2
- Twitterを中心に
- 目安は開催日程の1ヶ月~2週間前から
作問
- すごい記事があるので詳しくはそちらに。気楽に作問しよう!
- 【競プロ作問】問題の原案作成のアプローチ (milkcoffeeさん。原案作成まで)
- 競技プログラミングにおける作問テクニックを総整理!~初心者から経験者まで~ (E869120さん。原案がカタチになるまで)
- 作問の失敗 判例集 (tozangezanさん。マズい問題を避けるための確認事項)
- 少し多めに作問
- 予備で1~2問あると,想定解法が間違っていたり実は解けない問題だったりしたときの最終手段として取り替えができる。
テスト
- Tester募集は早めに
- Testerが集まりにくかったりTest自体に時間を要したりするので十分な期間の確保を。
- 目安は1ヶ月~2週間前くらいから。
- Discordで専用サーバーを立てる
- MojaCoderでTest用の非公開コンテストページを作成し,URLを共有するのがおすすめ(作成方法は次項)
開催前
- MojaCoderでコンテストページを作成
- まず個々の問題を投稿する。問題は必ず非公開にすること(問題一覧に表示しないにチェック)。
- コンテストページを作成。個々の問題を登録する。
- トップページには最低限,以下の情報は必要。
- 日程,コンテスト時間
- Writer/Tester
- ACを確認した言語
- WA時のペナルティ
- 配点
- 質問先
- テストケース名は開催中も参加者から見えることに注意
- 「corner」「killer」「hack」などのファイル名だとヒントになってしまう。全体で統一するか,悟られないファイル名にすること。
開催中
- 質問対応
- Twitterのリプライで質問対応するなら通知をONにするなど,いつでも早急に対応できる環境にする。
- 余裕があればTwitterで実況する
- とにかく盛り上げる。
- 盛り上がりを見て参加する人や,忘れていた人へのアナウンスの意味もある。
開催後
- コンテストトップページを更新
- 各問題の解説ページへのリンクを貼る。コンテストの問題一覧から問題を開くと解説タブが表示されないため。
- アンケート(Google Formなど)のリンクを貼ると次に繋がるのでおすすめ。
- Twitterの反応を見る
- 不備や誤植の報告がないか確認する。
- MojaCoderの順位表が機能しているか確認
- ASCでは終了後に順位表が消滅した。終了直前に順位表のスクショを撮っておくと安心。もし消滅してスクショも無いなら,各問題の提出欄から自力で復元するしかない。
- 参加者数が多いと開催中から順位表が重くて見れなかったりするらしい。(参考:【コンテスト開催記】Prime&Divisor Contest 001【MojaCoder】,milkcoffeeさん)
以上です。
良いコンテストライフを!